アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

日常で身体を動かすことの効用

久しぶりに書くブログ記事である。冬の間は、外に出るのが億劫で、屋内で過ごすことが多かったこともあり、それに比例して、パソコンの前で過ごす時間がかなり多かった。さわやかな季節が訪れてからは、しかし、久しぶりにやる庭仕事などが新鮮で、戸外で過ごす時間が一気に増えた。私が住むアメリカでは夏時間が採用されていることもあり(今年は、3/11~11/4迄で、3/11に時計の針を一時間進め、11/4に元に戻す)、この辺りでは、最近の日の出は朝の6時過ぎ、日没は夜8時半過ぎである。晩ご飯を食べた後もしばらくは、庭で過ごしたり、近所を夫と散歩したりするのが私の最近の日課となっている。

私の住むアメリカの中都市では、どこへ行くにも車が必要で、特に私の様に職場でもほぼ一日デスクの前に座りっぱなしの場合は、自分で気をつけて体を動かさないと、本当に体がなまってしまう。一応オフィスのある6Fまで朝は階段を使ったり、週2回はジムにも通って、できるだけエクササイズにも時間を割くようにしているつもりであるが、その程度ではなかなか十分とは言えないようだ。

それが、春頃からの庭仕事や近所のウォーキングに加えて、職場でも友人や同僚と一緒におしゃべりしながら、昼休みに良くウォーキングをするようになったせいか、特にダイエットはしていないのに、いつの間にか体重が減ってきている。そして、何より体力がついてきているようである。忙しくしていても、疲れにくくなったように感じるし、家事などで身体を動かすのが以前のように苦ではない。

毎年息子と参加している5kmレースがあり、今年も5/19に開催され、事前にほとんど練習することなく参加したが、結果は上々、同年齢女性グループの中で結構上位に食い込むことができたし、走った後もジムに寄って、ヨガのクラスに参加した。こんなに元気なのは、やはり春頃から身体を動かしているからではないかと思う。日常的に身体を動かすことを習慣化することの大切さを身に染みて感じるのである。

上にも書いたが、週に一度は、友人と職場のすぐ隣にあるゴルフ場脇の遊歩道を約一時間程歩くようになったのであるが(別の日に同僚と歩く時は約15分間)、この週に一回の長時間ウォーク、いろんなおしゃべりをしながら歩くのは本当に楽しい。そのウォーキングコースは、釣りもできる池の横を通ったり、林の中を通ったり、ゴルファーのプレーするのを横目に見ながら歩いたりと、結構飽きない感じであるが、最初に歩いた時、こんな建物が目に留まった:

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 てっきり遊歩道を管理・維持するのに必要な道具などが保管されている建物かと思ったら、友人が建物正面上部にある小さな看板に目を留めた。そこには、"The Necessary"とある。一体何なのかということで、調べてみたけれど、私は”必需品”までしか辿りつけなかったが、友人が"The Necessary"="トイレ”というのを見つけてくれた(”necessary"だと 必需品で、”the necessary"と定冠詞が付くとトイレだそうである)。確かに良く屋外のトイレに付いている煙突も付いている。しかし、更にドアの上には注意書きがあり、"No Trespassing"と"Private Property"とある。こちらは、”立入禁止” ”私有物”である。トイレだけど関係者以外は使用できないらしい(残念)。

日常的に身体を動かすことは、本当に心身の健康に大切だし、これからも毎日の習慣にしていきたいと思うのである。夫や友人とのおしゃべりをしながらのウォーキングもきっとストレス発散にもなり、自然の中で様々なトピックで会話を交わすことは、身体だけではなく脳の健康にも良いのではないかと思える。上の写真のように、道すがら新しい発見・学びもあったりして、こういうささやかなことの積み重ねが、日々の健康維持には大切に違いない。ブログを書く時間は多少減ってしまうかもしれないが、それでも日々できるだけ身体を動かしていこうと思う次第である。