アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

脳のアンチエイジング-その2:緑の葉物野菜で脳を元気に!

月曜の朝の車での通勤時、何気なくラジオを聴いていたら、Leafy Green Vegetables(緑の葉物野菜)、例えば、ホウレンソウやケール等が、老化による認知機能の衰えを軽減してくれるという研究結果が最近の『Neurology』という学術ジャーナルに掲載されたという内容を放送していた。それに、前日夜のスーパーボールのTV観戦で、眠気のまだ残る私の頭のアンテナが反応した。こちらがそのラジオの記事である:  

www.npr.org

シカゴにある研究機関の"the Memory and Aging Project"という研究で、960名の被験者(平均年齢81才)を対象とした5年にわたる調査が’行われ、その結果、緑の野菜の摂取と認知機能の衰え抑制との関連性が確認されたそうである(但し、関連はあるが、野菜を摂れば、必ず認知機能が衰えないということではないそうだ)。

even after adjusting for other factors that might play a role, such as lifestyle, education and overall health, "we saw this association [between greens and a slower rate of cognitive decline] over and above accounting for all those factors".

”ライフスタイルや教育、健康状態全般といった他の要素を差し引いても、緑の野菜と認知機能の衰えの速度が緩やかになることとの間には関連があると言える”と記事は続く。

"So, when you eat leafy greens, you're eating a lot of different nutrients, and together they can have a powerful impact,"  

そして、”葉物野菜を食べることで、多様な栄養素を体に摂り入れることになり、 そのことが健康に大きなインパクトを与えてくれる”と最後結んである。

 

野菜が体に良いということは、随分昔から言われ続けているが、認知機能の衰えを軽減してくれるとあれば、これはやはり、私も心して実践しなくてはならない。

最近はアメリカでもケールやホウレンソウは体に良いということで人気である。サラダ用に事前に洗ってカットされた袋入りや、小ぶりで使いやすいBaby KaleやBaby Spinachもよく見かける。また、ケールやブロッコリーなどの入ったchopped saladのセット(パッケージに小さくきざんだいろんな野菜と、別の小さな袋にドレッシングとナッツやドライフルーツが入ったもの)が各種売られていて、どこのスーパーでも手に入る。様々な情報が飛び交う中、健康に気を使う人も段々増えてきているのではないかと思える。

私もできるだけ毎日、緑の葉物野菜を食べることにして、脳のアンチエイジングに努めよう。

 

参考までに、以前に書いた、脳のアンチエイジングについての文章はこちら: 

carolina-blue.hatenablog.com