アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

夢-その2:明晰夢で問題解決?

”夢のお告げ”ということについて夫と話していたところ、彫刻家の夫は、自分も夢から結構いろんな創作のヒントをもらうとのこと。また、それとは別に、彼はもう30年近くベジタリアンなのだが、そうなるきっかけとなった夢があり、それは、夢の中で小さなボートに乗って釣りをしていたところ、釣り上げた魚が、口に釣り針を付けたまま横たわり、"Don'e kill me." と訴えたそうである。。。その非現実的な、しかし、本人にとってはかなりリアルな印象の夢と、健康のことやら、環境のこともろもろを考えて、彼は本当にベジタリアンとなった(しかし、肉は一切食べないが、魚は時々食べているぞ!)。普段は迷信や占いの類など一切信じない彼が、一つの夢が契機となり、食のスタイルを変えることになったのである(因みに、結婚して27年経ったが、私は夢も見ていないし、普通に肉も食べている)。

そして、彼はその時の魚のイメージを版画にしている("Fish" リトグラフ © by Charles Pilkey): 

f:id:carolina_blue:20180131101747j:plain

 最近書いた下記の文章でも触れたが、ここのところ夢が気になっている: 

carolina-blue.hatenablog.com

夢を見ることで、夫の様に創作活動へのインスピレーションを受け取ったり、はたまた問題解決に役立てる可能性もあるらしい。例えばこちらの記事:

www.nikkei.com

 ”明晰夢”という特別な言葉で呼ばれる夢について説明してあるが、それは、夢を見ていることを自分の夢の中で認識しつつ、その夢の展開を自身でコントロールしようというものらしい。それによって問題を解決したり、運動選手のトレーニング効果を高めたりすることにも使われたりするそうだ。

私自身に限って言えば、夢を覚えていることがほとんどないので、明晰夢までいかなくとも、まずは夢というものにもっと注意を向けて、朝目覚めた時に覚えている内容を書き出すくらいはやってみようかと思う。夢を通じて垣間見る無意識の領域には、いろんな可能性が隠れているようだ。