アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

デパ地下:この世の楽園 in ジャパン

私はアメリカの南東部にある中規模サイズの都市に住んでいる。大都会でもなく、田舎でもなく、そこそこ人も多くて、まあまあ便利で、気候も温暖で割と住みやすい場所だと思う。只、NYやLAのような大都市なら別だと思うが、ここで暮らしていると、日本食が無性に恋しくなることがある。もちろんここにも数は少ないが、日本食レストランもあるし、日本の食材を売るお店だって一応ある。だから、食べようと思えば、日本食に手が届かないわけではない。でも普段の生活の中では、日本の食材や物がふんだんにあふれているわけではなく、そこはやや非日常の領域となる。

そんな私や周りにいる日本人で話をしていて時折話題に上るのが、日本のデパ地下である。デパ地下は特別な場所だと思う。あの一歩足を踏み入れると感じる、独特の高揚感。いつ行っても結構人がたくさんいて、活気がある。そして、美しいショーケースの中に並べられたおいしそうな食品のオンパレードは、観る者の心を鷲掴みにするのだ。和洋のスイーツも美しく並べられていて、もう考えるだけでうっとりしてしまう。そして、もちろん日本全国から集められた名産品や有名店の提供する品は、当然おいしいのである。


例えば、こちらは、昨年日本へ行った時に立寄った東京の某デパ地下のショーケースの写真(この日は歌舞伎観劇で食べるお昼ご飯を物色中でした):

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もしデパ地下で携帯片手に写真を撮っている人がいたら、それは、私の様なデパ地下に憧れる海外在住者かもしれない(冗談)。でもそれ位、私にとって、日本のデパ地下は憧れの場所、”この世の楽園”なのだ。