アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

アパラチア山脈を歩いてみる:その① Apalachian Trail Hikingとは

その昔、学校の地理の授業で習った、アパラチア山脈(Apalachian Mountains)。カナダ南東部からアメリカ合衆国のアラバマ州にかけて、北アメリカ大陸の東側を走る全長2,400KM (1,500マイル)の長大な山脈で、その一部は、私が住むノースキャロライナ州の西側部分を通っている。

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Appalachian Mountains (Wikipediaより)

山があると登りたくなるのは人の常?、アパラチア山脈を貫くハイキング道を造るというアイデアが、Benton MacKayeという森林学者によって1921年に発案され、16年の歳月をかけて1937年に実際のハイキング・トレイルが誕生、その後も現在進行形で改良が続いているそうだ。これが、南はジョージア州のSpringer Mountainから、北はメイン州のMount Katahdinまで14の州にまたがって続く、全長3,500KM (2,200マイル)のアパラチアン・トレイルである。スルーハイキングと言って、全長3,500キロのコースを1シーズン中に全て踏破してしまうというスルー・ハイカーもいれば、最短記録の41日間で文字通り全長を駆け抜けたトレイル・ランナーもいるらしい。多くの人達は、トレイルの一部でのハイキングを楽しんだり(年間利用者400万人)、全長を何回かに分けて歩いたりと、その楽しみ方は様々である。

数年前から、このアパラチアン・トレイル全長を歩いてみたいという話を、夫と半分以上冗談のつもりで話していたのだが、ここ最近、健康の為に歩くことにこだわるようになって(下記の前回のブログ記事を参照ください)、このアパラチアン・トレイル・ハイキング全てを歩いてみるという考えが、現実味を帯びてきた。どうせ歩くのなら、大きな目標を持って、アメリカの一番の魅力でもある、大自然の中を歩いてみるというのはどうだろう?と、チャレンジ精神がむくむくと湧いてきたのである。もちろん我々の場合、仕事や子育てもあり、スルーハイキングではなく、何年もかけて3,500キロを歩くというプランとなる。

ということで、いきなりアパラチアンではなく、まずは、自宅から日帰りで行けるCrowders Mountain State Parkでトレーニングを開始、この秋から、少しづつアパラチアン・トレイル・ハイキングを開始することになった(さあ、どうなりますことやら。。。)。

 

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