アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

2 CELLOS: 型破りな二人のチェリスト♬🎻

数日前、2 CELLOSという男性チェリスト二人組のコンサートへ行ってきた。自宅から片道2時間程の場所だったので、息子は学校を早退し(課外学習の為と親は心の中で勝手に理由を付けて。。。)、駆けつけた。数か月前にYouTubeを見ていて、2CELLOSのことを初めて知ったのだが、息子に映像を見せると、もちろん知っているとのこと。ポップスやロックの曲なども演奏する型破りな二人組のチェリストは、若者の間でも大人気らしい。公開されているYou Tubeの2CELLOS-OFFICIAL VIDEOも結構あり、メディアを使って 若者の心もがっちりつかんでいるようだ。例えば、こちらのVIDEO"I will wait"は1,200万ヒットを超えている:

www.youtube.com

 私の様なおばさんには、見た目も麗しい若き二人のチェリスト、ぜひ生で演奏を聴きたいと思ったら、結構近くの街にやって来るではないか!ということで、私も夫も仕事を休み、ちょっと観光気分で、生(なま) 2 CELLOSを体験してきたのである。コンサート会場は、通常クラッシックコンサートが開かれる様なコンサートホールではなく、バスケットボールの試合等もできる大きなアリーナだった。会場を埋める人達は、老若男女様々で、服装もカジュアル。どちらかというとロックコンサートの趣である。コンサート開始前は、ビールを飲んだり、スナックを食べたり。音楽が始まるとノリノリで身体を動かしながら自由に演奏を楽しんでいる。

 さて、二人のチェリスト、ルカ・スーリッチ(スロヴェニア生まれ)とステファン・ハウザー(クロアチア生まれ)について。1980年代に生まれた彼ら、チェリストとしては、それぞれ文句のつけどころのない輝かしい経歴の持ち主である。その二人がコンビを組んでチェロを演奏すると、1+1=2ではなく、何倍もの相乗効果があるようだ。しかも、クラッシック音楽の枠に捕らわれずに、色んなジャンルの音楽に挑戦し、曲によっては、ステージ上でチェロを担いで動き回ったり、客席にまで飛び込んできたり、クラッシック音楽と現代の音楽の垣根をひょいっと超えて、自由に行き来している。

彼らについての詳細は、こちら:www.sonymusic.co.jp

 しかし、素人のおばさんが思うには、クラッシック音楽を幼少の頃から学んで、その才能を開花させ、そこに留まらずに新たな世界を切り拓き、活躍する2 CELLOSの二人だが、その成長の元にあるのは、やはり、クラッシック音楽の基礎が身体の隅々にまで浸透しているからこそなのだろうということである。基礎と練習あってこその質の高い技術と観衆の心をつかむことのできるパフォーマンスなんだろうなあ。

それにしても、この2 CHELLOS、これからどういう風に成長していくのか、目が離せない♪