アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

時代の先駆者:Elon Musk( CEO of Tesla Motors)

夫が興奮気味に、”TeslaがElectric Truckを開発中で、2020年には発売開始となるらしい!"と話していた。夫は職業柄(彫刻家)、重くて嵩張るものを運ぶ必要があり、大きなピックアップトラックに乗っているが、トラックは当然、重量があって燃費もすこぶる悪い。彼にとって、電気のみで動くトラックというのはかなり魅力的なよう。

三年前に一度Teslaの展示車を見たことがあるが、車に興味のない私には今一つピンと来なかった。マニア向けの車という印象だった。しかし、このTesla Motors のCEOであるElon Musk の名前をメディアで耳にすることが最近何度かあり、それでは一体どんな人なのかと検索してみた。 

www.biography.com

↑上のサイトが彼の経歴を良くまとめているよう:1971年生まれの46歳。Paypalの前身の会社を1999年に起業、その後もSapceXと Tesla Motorsを興す。また、2016年にはSolar Cityという会社を買収、更には、Neuralink, The Boring Companyを起ち上げたそうだ。オンラインのファイナンシャルサービスから、ロケットや電気自動車の製造、はたまた、太陽光発電システムに、AI、おまけに、高速輸送システムまで、彼のビジョンは空間や次元を超えて次々と広がっていくらしい。経済学と物理学のバックグラウンドがあり、起業家としてだけではなく、彼が提案する製品やシステムへの理論的な裏付けも彼自身がきちんと持っているようだ。そして、持続可能なエネルギー経済の実現を目標に掲げ、電気自動車や太陽光発電パネルといった自社製品で、その流れを加速させるようとしているそうで、本当にすごいスーパーパーソンなのだ!Wikipediaの職業欄には、Entrepreneur, engineer, inventor, and investorとある。

 

TED Talksにも2013年と2017年に出演していて、早速観てみた: www.ted.com

 2013年のステージ最後の部分で、インタビュアーのChris Andersonからの次々と偉業を成し遂げることができるのには、何かSecret Sourceがあるのかとの質問に対し、※Elon Muskは、自身の思考フレームワークにはPhysicsがあること、そして、Physicsの推論の第一原則は、まずは物事を究極の真理に照らし合わせてとことん追究した上で、そこから初めて次のステップに移っていくことになるというもので、何か新しいことを始めるには、このphysics的アプローチが必要であると答えている。また、通常は、他人がすでにやっていることをコピーして、少し違うものを作り出す場合が多いが、新しいことを発見するには、コピーではなく、Physicsの原則に基づいて取組むことが必要だとも述べている。更に、もう一つ大切なこととしては、周囲からのネガティブなフィードバックもきちんと聞くことであるそうだ。

以上のところがトークの中で特に印象的で、ついついメモを取って、日本語でまとめてしまった(※:英語のトークを聞いて、私が勝手に理解し、訳を付けた内容なので、文面の正確さは保証なしです。)

 

夫のトラック話から興味を持って、Elon Muskという人について調べてみたが、想像た以上にすごい人!今後も何をやってくれるのか、目が離せない。