アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

キング・タイド (KIng Tide)とスーパームーン (Super Moon)

”キングタイドとスーパームーンが同じ日(1月31日らしい)に来るぞー!”と夫が話しているのを聞き、それは一体何ごとかと、早速調べてみた。

まずはキングタイドから。

こちらは日本語の記事で昨年のハワイで起きたキングタイドについて書かれている:

www.sankeibiz.jp

こちらは英語のウィキペディアより:

King tide - Wikipedia

地球と太陽と月が一直線に並ぶ時、月に2回(満月と新月時)大潮が発生し、中でも月が地球に最も近づいた時、引力が増して、極端に大きい大潮であるキングタイドが発生するとある。太陽と地球の距離も多少は影響しており、距離が近づく程引力の影響も大きくなるが、1月初旬に一年で最も近くなるそうだ(7月が最も遠い)。

そして、 今年の1/29から2/2にかけてキングタイドが予想されているらしい。キングタイド発生時には、上の記事のハワイのように、アメリカの沿岸部では洪水に見舞われることが多々あるとのこと。

次にスーパームーンであるが、こちらのNASAのサイトに詳しい:

www.nasa.gov

The Jan. 31 full moon is special for three reasons: it’s the third in a series of “supermoons,” when the Moon is closer to Earth in its orbit -- known as perigee -- and about 14 percent brighter than usual. It’s also the second full moon of the month, commonly known as a “blue moon.” The super blue moon will pass through Earth’s shadow to give viewers in the right location a total lunar eclipse. While the Moon is in the Earth’s shadow it will take on a reddish tint, known as a “blood moon.”

 

(12月初旬、1月初旬、に続く)第3弾のスーパームーンで、月の軌道が地球に近づくことで、通常の月よりも14%明るいとある。また、同じ月内の2回目の満月は”Blue Moon"と呼ばれているそうで、1/31の月は、このBlue Moonにあたるのだ。また、場所によっては、この"Super Blue Moon"が地球の影を通過する際に、完全月蝕を見ることができ、その時に赤みを帯びた色がかすかに見えることから、その時の月は”Blood Moon"と呼ばれているそうだ。従って、今度のスーパームーンは、"Super Blue Blood Moon"となるらしく、アメリカ西海岸やハワイ、アラスカでは、この特別な月蝕を観ることができるらしい。残念ながら私の住む東海岸では、月蝕が始まる5:51AM頃は、夜明けが近づいている為、ちゃんとは見えないらしい。お天気次第では、東アジアでも見れると書いてあるが、日本ではどうなのだろうか。

この1月31日のお月様、何はともあれ一見の価値はありそうである。早起きして、空を見上げてみることにしよう。