アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

天の川 @ グランドキャニオン

アメリカ、その大自然の豊かさは確かにすごい。その中でもアリゾナ州にあるグランドキャニオンは、アメリカ国内からだけではなく、世界の様々な国から観光客がひっきりなしに訪れる、アメリカの顔のような存在である。2016年にはビジター数が600万人近くにも達したようだ。

National Park ServiceのGrand Canyon紹介サイトはこちら:

Grand Canyon National Park (U.S. National Park Service)

私も昨年8月に行ってきたが、その雄大なキャニオンの存在感には、只々圧倒されて言葉も出なかった。音がキャニオンに吸い込まれて、何だか現実ではない感覚を味わった。そう、今更ながら自分の存在の小ささを思い知らされるのだ(キャニオンの写真もたくさん撮ったけれど、写真の枠内ではその存在感は表現不可能)。

  

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私達家族が滞在したのは、キャニオンの北側に位置するNorth Rim。この写真はそのNorth Rim側にあるThe Grand Canyon Lodgeで、レストランや眺望台、ギフトストア、コテージなどを併設する。South Rimに比べて観光客は少なめとは言え、約半年前から宿泊もレストランの予約も入れておいて正解だった。早くから予約は埋まってしまうようである。

キャニオンそのものも圧巻であるが、Lodgeを出たあたりで夜に見上げた空に見た天の川がまた驚きであった。白い川が帯のようにゆったりと天を流れていた。川の中で星がまたたいているので、現実の雲が空を覆っているのではない。無数の星が空の川を形作っているのだ。

天の川@グランドキャニオン、ここはアメリカで一番天に近い場所かもしれない、とふと思う。旅は人の想像力を刺激する。