アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

ボヘミアン・ラプソディー:映画と曲

随分と遅ればせながら映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観た。2月24日のアカデミー賞授賞式をTVで観るまで、この映画の存在は知らなかった。ネットなどで記事を目にしていたかもしれないが、Queenというロックバンドに興味がなかったし、情報をスルーしていたのだと思う。それが、アカデミーの授賞式で流れた映像や曲を目にし、耳にして、”何だか面白そう”、”あー、この曲聴いたことがあるわ”、とアンテナが反応した。同時に、レディ・ガガ主演の「アリー/スター誕生」も彼女とブラッドリー・クーパーが授賞式のステージで歌うのを聴いて、どちらかというとこちらの「スタ誕」の方にもっと興味をそそられた。

そして先日両方の映画を続けて観た。まず前座のつもりで「ボヘミアン・ラプソディー」を観て、その後続けて本命の「スタ誕」を観たのだが、余り期待せずに観た「ボヘミアン・ラプソディー」にぐいぐい~と引込まれてしまった!久しぶりに魂をわしづかみにされた感じである(その後に観た「スタ誕」には、かなりがっかりだった。。)。Queenのボーカル、フレディー・マーキュリーの半生を描いたこの映画、主演男優賞を受賞したラミ・マレックの演技が流石に良い。本当にフレディーやQueenの軌跡を目撃しているような錯覚を体験できるのだ(事実とどれ位近いのかは知らないが)。

私自身、フレディー・マーキュリーとQueenについてはほとんど知らなかったので、早速「ボヘミアン・ラプソディー」を始め、曲を聴いたり、YouTubeで昔のステージの映像を観たり、Queenについてネットで調べたりしているのだが、40年程前に作られた彼らの曲は、しかし、今でもかなり新鮮に心に響いてくる。フレディーの歌声やカリスマ性、そして、特に”Bohemian Rhapsody"の重厚さや崇高さはすごいの一言。音楽というのは本当に不思議である。この映画をきっかけとして、多くの人達が私の様に、フレディ・マーキュリーやQueenを(再)発見しているのではなかろうか。

アカデミー授賞式のオープニングで登場した、アダム・ランバートを加えたQueenが私の住む街でこの夏コンサートをやるらしいのだが、流石にもうチケットは残っていない(いや残っているが、$950の値段が付いた席のみである←一体誰が買うのだろう?)。

 それはさておき、ここしばらくは、私の通勤時のBGMは、Queen一色となりそうだ♬