アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

骨の健康を考える-PART 3:根菜とヨーグルト

骨の健康について気にするようになってから、最近は、食事、サプリメント摂取や負荷運動などで骨の健康維持に努めるようにしている。詳しくはこちらを参照:

carolina-blue.hatenablog.com

 オンラインでも新たな情報を求めて時々検索をかけ、参考になる記事に目を通している。そんな中、見つけたのが、下記の2つ。いずれも、Dr. Susan Brownという女医さんの ”Better Bones"という骨の健康が気になる人向けのブログの記事である。

www.betterbones.com

 記事には、じゃがいも(特に皮付き)、さつまいも、人参などの根菜は、身体をアルカリ性に保つのを助け、また、骨を作るのに必要なカリウムなどの栄養素を豊富に含んでいるとあり、根菜を夏には1日に1つ、新鮮な旬の野菜が手に入りにくい冬には2つ摂ることを推奨している。また、Dr. Brownの別の記事によると、野菜(根菜含む)、果物、ナッツ類、未精白の穀類、豆類(特にレンズ豆)、などを積極的に摂ることで身体をアルカリ性に保つことができ、それは、骨の健康にも良いそうだ。

 

www.betterbones.com

こちらの記事には、ヨーグルトを1日1回摂ることと、骨粗鬆症のリスクが下がることとの間に関連性があることが、アイルランドで行われた研究で明らかになったとある。また、同研究の結果、骨の強化に効果があるのは、ヨーグルトであり、ミルクやチーズでは、その効果が見られないことから、他の乳製品にはなく、ヨーグルトに特有な腸管内菌叢(gut microbiome)がこれに関係しているのではないかと推察されているらしい。

While the study found a strong link between yogurt and bone health, that doesn’t mean eating multiple servings of yogurt daily will eliminate your risk osteopenia or osteoporosis. But it does support the idea that nutrient-dense foods, like a low-sugar, high probiotic yogurt, benefit bone by delivering calcium, protein, phosphorus, potassium and other nutrients.

”但し、関係があるからといって、1日にたくさんのヨーグルトを摂取することで、骨粗鬆症を発症するリスクが無くなるというわけではなく、低糖でプロバイオティクスを多く含むヨーグルトの様な栄養価の高い食品を摂取することが、カルシウム、たんぱく質、リン、カリウム等の栄養素を体内に取り込むことになり、それが骨にとって良い働きを行うのではないかと考えられる”と続く。

また、砂糖・添加物の入っていない善玉菌の豊富なヨーグルトを選ぶように勧めており、中でも、オーガニックの全乳ヨーグルトにフレッシュなベリーとナッツを載せて食べることが一番良いとしている。また、乳製品が苦手な人には、キムチや味噌などの発酵食品を摂ることを勧めている。

 

私の場合、かかりつけの医者から、カルシウムとビタミンDの摂取の必要性についてアドバイスを受けたので、カルシウム源としてヨーグルトをほぼ毎日食べるようにしていたが、これまでは、好みの味や食感などで選んでいた。しかし、ヨーグルトに含まれるプロバイオティクスの働きが骨の健康に良さそうだとあれば、今後は、その成分についてももっと注意する必要がありそうだ。また、根菜類と骨の健康、これまで全く結びついていない組み合わせだったが、これからは、骨の未来の為にも、もっと積極的にいろんな種類の根菜を食卓に載せていくことにしようと思う。