アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

骨の健康を考える-PART 2:ビタミンDとオステオカルシン

先日ジムで日本人の友人とおしゃべりをしていて、骨の健康の話題になった。私が、ドクターに勧められてカルシウムとビタミンDをサプリメントで摂っている話をしたところ、彼女はビタミンDだけは毎日4,000IUの量をサプリメントで摂っていると言う。ビタミンDは骨だけではなく健康維持にはとても大事なビタミンなので、それぐらいは摂っても良いはずだとのことだった。摂り過ぎにはならないかと聞いてみたが、特に現時点では問題はなさそうだとのこと。また、一緒にいた看護師をしている友人(アメリカ人)は、できればサプリメントではなく、食事と運動と太陽を浴びることでビタミンDを摂るように努めるべきだとのこと。

三者三様、ビタミンDについての理解・考え方が違う。ビタミンDが体に良い、特に私が気にしている骨の健康に良いことはわかるが、じゃあどうやって、どれ位取るのが一番良いのだろう?

そこで、今回はビタミンDについていろいろ調べてみた。

 

1.やや情報が古い感があるが、こちらのサイトは良くまとめてある:

ビタミンD | 海外の情報 | 一般の方へ | 「統合医療」情報発信サイト 厚生労働省 「統合医療」に係る情報発信等推進事業

 この中で、血液検査でわかる血中のビタミンDの血中濃度についての記載がある。

一般に、30nmol/L(12ng/mL)を下回る血中濃度は骨や健康を保つには低すぎ、125nmol/L(50ng/mL)を超える血中濃度は恐らく高すぎます。ほとんどの人にとって、50nmol/L(20ng/mL)かそれを超える程度が十分な値です。

つまり、血液検査でビタミンDサプリの摂り過ぎか否かがある程度わかるようだ。サプリメントでビタミンDを結構摂っているので、摂り過ぎではないか気になる。次回の健診時には、ビタミンDの血中濃度を調べてみようと思う。

 

2.NKHのあさイチでの昨年12月の放送で、ビタミンDを取り上げている:

 骨 驚きのパワーとケア術|NHKあさイチ

www1.nhk.or.jp

この中ではサプリメントで摂る場合の1日の推奨値は600-800IUとある。

また、骨から出るホルモン”オステオカルシン”について、脂肪を減らしたり、糖尿病リスクを下げる働きがあることや、この骨ホルモンの分泌には、ビタミンDや負荷のかかる運動が必要であることが述べられている。

 

3.更にオステオカルシンについて調べてみたところ、NHKのガッテンで2017年2月に取り上げられていた:

www9.nhk.or.jp

 骨ホルモンは臓器を活性化させ、血糖値にも関係しているとの内容。更には、簡単にできる”かかと落とし”の運動を30回以上行えば、この骨ホルモンの分泌を促すことができるとある。自分の体重を使っての負荷運動である。これが骨に刺激を与え、骨ホルモンの分泌が増えるようだ。

かかと落としであれば、手軽に行えるエクササイズである。私も早速実行しなくては。

 

4.参考までに、こちらは↓、私が以前書いたカルシウムとビタミンDについての文章である:

carolina-blue.hatenablog.com

 カルシウム、ビタミンD、それから、今日学んだオステオカルシン、骨の健康については、なかなか奥が深い。今後も情報を集め、サプリメントやかかと落としなどの負荷運動も続けながら、健康維持を目指していくことにしようと思う。