アメリカのほほん手帖

アメリカ東海岸在住16年、暮らしの諸々について綴ります

映画 "An Inconvenient Sequel: Truth to Power"

最近DVDを借りてきて、元アメリカ副大統領のアル・ゴアによるドキュメンタリー映画 ”An Inconvenient Sequel: Truth to Power" を観た。2006年にリリースされた前作 "An  Inconvenient Truth"の続編で、更に悪化する地球温暖化の実態と草の根レベルの活動や2015年にパリで開催された"The Paris Climate Conference (COP21)でインドが the International Accordに署名するよう、アル・ゴアが自身の人脈を使い、水面下で尽力する場面などが盛り込まれ、かなり説得力のある内容だった。

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現アメリカ大統領は、The Paris Climate Accordから離脱すると宣言し、世界の流れに逆走するような政策を進めている。しかし、普段の生活では、ここアメリカ(中でも保守的な風土の私が住む東南部の州)でさえも、じわり、じわりとグリーンな暮らしに対する認識が広まりつつあるように思う。例えば、私が乗っているプリウスなど、ハイブリッドやエレクトリック車には、私の職場が入っているオフィスビル併設の駐車場で、出入り口に最も近い場所が(HV/EV専用に緑のマークが付いて)優先的に割当てられるという優遇ポリシーがある。一つのオフィスビル駐車場に25台分程の割当てスペースがあるから、同じ管理会社が管理する周辺のオフィスビル分も合わせると500台分位はあるのではないかと思う(全体の3-5%程)。また、太陽光パネルを付けている住宅やビルも最近見かけるようになってきた。環境問題について、アメリカはまだまだ他の国々よりもはるかに遅れているのは事実だけれど、人々の意識が少しづつ変わってきているのではないかと思うこの頃である。私自身ももっと何かできることがないか、考えなくては。